活躍する卒業生

様々なサッカーシーンの最前線で多くの卒業生たちが活躍中!

アルビレックス新潟バルセロナで夢を掴んだ先輩からバルセロナで学んだこと、そしてこの先のビジョンについてメッセージが届きました。


 ここで得た仲間は何にも代えがたい財産

福田 蓉素希 Yosuke Fukuda

1985年5月20日生まれ 株式会社 グランキャリア代表取締役社長

 

自分のキャリアを見つめなおして

日本では、不動産の営業をしながら社会人リーグでプレーしていました。「30歳まであと3年」というところで自分のキャリアを見つめ直した時、「サッカービジネスで成功したい」と思い至ったんです。サッカービジネスの中心であるヨーロッパに足を踏み入れることで、学べることも多いだろうと感じました。

 

参加してみて、ビジネス面でどのような経験をしましたか?

企業研修やサッカービジネス講座のほか、指導者やFIFAの代理人、留学コーディネーターやキャリアカウンセラーなどの講演会にも定期的に参加していました。第一線で活躍する方々の体験談やアドバイスを聞くことができて勉強になりましたし、非常に刺激を受けましたね。そういったサッカー業界に身を置く人とのつながりというのは、何にも代えがたいものだと思います。日本にいたままでは、決して築けなかった人脈を手に入れることができたと思います。

 

1年間で自身にどんな変化がありましたか?

スペイン人から「ずる賢さ」だったり「ふてぶてしさ」を学べたことはすごく大きい。ここで感じるのは、皆自分のミスを認めないんですよ。例えば自分がトラップミスしても、「今のはパスが悪い」て(笑)。日本人には割りと「謝ることで丸く収めよう」みたいな発想があると思うんです。でも、国際的な人材として世界を相手に戦っていくためには、そういう「いい意味での図々しさ」が必要になってくると思うんです。

 

これからのキャリアプランを教えてください。

今、目の前にある目標は、代理人に成ることです。日本とアジア、ヨーロッパをつないでいく人材になっていきたいと思っています。さらにその先にある「夢」は、世界のサッカーが実際にどんな仕組みで動いているのかを知って、それを広く伝えていくこと。それが日本のサッカーのためになると思うんです。その夢を実現していくうえで、バルセロナで過ごした1年間はとても有意義だったと感じています。

 

 チャレンジしたからこそ今後もチャレンジし続ける勇気を得た

桒原 開 Kai Kuwabara

1996年6月17日生まれ 

アルビレックス新潟ミャンマー 

サッカースクールコーチ

 

人生の転機と思い、すぐに参加を決めた

大学でサッカーをするか、海外でサッカーをするかを悩んでいたところ、小さい頃からお世話になっていたコーチより、アルビレックス新潟バルセロナの存在を教えてもらい、セミナーに参加し即決しました。それまでの人生で日本からあまり出たことがなく、これが人生の転機と思い、新たなことにチャレンジしてみたいという気持ちが上回っている自分に気づき参加してみようと思いました。

 

バルセロナにどんな印象を持ちましたか?

この表現が適切かは疑問ですが、バルセロナは自分にとって、サッカー界におけるディズニーランドと捉えています。街全てがサッカーに通じており、日常あらゆる場面でサッカーを感じることができるため、サッカー好きの自分には堪らない街でした。また、天気が良い日が多く、また海も近く、リフレッシュする場所には事欠きませんでした。そのような環境で考え事をしたり、考えたことを整理したりするのにバルセロナは最適な場所でした。中心部は観光客も多いのですが、少し電車に乗って郊外に行くと、また違った感じで落ち着いています。お気に入りの場所が多すぎて困ってしまうぐらいでした。

 

バルセロナの生活を踏まえてどのような部分が成長したと感じますか?

世界最先端のサッカーを知ることができたことで自分のサッカー観が広がりました。FCバルセロナやRCDエスパニョールなどのリーガエスパニョーラのプレーはもちろん、自分が参加したアルビレックス新潟バルセロナにおいても、非常に戦略的に体型立ったシステムが構築されており、日本でそれまで自分が置かれてきたサッカーの環境をいい意味で裏切ってくれ、サッカーへの理解度が増しました。現在、ミャンマーで子供達に教えているのですが、バルセロナで培った広い価値観を生かすことができています。これはバルセロナに来なければ絶対に得ることはできませんでした。

 

今後のキャリアプランについて教えてください?

より高いレベルの指導者を目指したいと思っています。ですので、いずれは世界中のどこでも通用する監督になりたいと思っています。 そのためにも、まずバルセロナと180度異なるミャンマーという地に飛び込んでみました。かなり違いすぎて毎日衝撃だらけですが(笑)。ただ、バルセロナで身を以って体験した、百聞は一見に如かずの精神で引き続き世界中の様々な場所でサッカーの指導を行っていき、最終的に目標である監督になりたいと思っています。